三菱UFJモルガン・スタンレー証券
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検証済みTOB事例
カカクコム案件は、EQT・DG連合のKamgras 1が実施中の非公開化TOBで、2026年7月17日に価格が3,000円から3,450円へ引き上げられた。ベインキャピタル・LINEヤフーは3,384円、KDDIとの不応募契約が成立した場合のみ3,500円という対抗案を提示したが、7月18日時点で対抗TOBは未開始である。現行TOBも8月3日まで継続中で、Kamgras 1の直接保有は0株のまま、DG20.50%とKDDI17.55%は各社の直接保有として残る。成立や最終勝者を先取りできない競争局面である。
TOBへの応募手続き
応募には、届出書に記載された証券会社の口座と株式移管が必要になる場合があります。
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買付価格は3,000円、比較基準株価は2,925円です。
プレミアムは+2.56%で、分類は低プレミアムです。
公開買付期間は2026/05/13 - 2026/07/02、進行状況は終了として整理しています。
最終進捗は延長、最終イベントは2026-07-31の「Kamgras1(EQT)、カカクコム<2371>へのTOB期間延長」です。
カカクコム案件は、EQT・DG連合のKamgras 1が実施中の非公開化TOBで、2026年7月17日に価格が3,000円から3,450円へ引き上げられた。ベインキャピタル・LINEヤフーは3,384円、KDDIとの不応募契約が成立した場合のみ3,500円という対抗案を提示したが、7月18日時点で対抗TOBは未開始である。現行TOBも8月3日まで継続中で、Kamgras 1の直接保有は0株のまま、DG20.50%とKDDI17.55%は各社の直接保有として残る。成立や最終勝者を先取りできない競争局面である。
f038-transaction 確認済み EQT系のKamgras 1はカカクコムを非公開化するTOBを開始した。開始時点でKamgras 1の直接保有は0株で、デジタルガレージ(DG)が40,917,700株、20.50%、KDDIが35,016,000株、17.55%をそれぞれ直接保有していた。両社の合計75,933,700株、38.05%は不応募契約の対象であり、Kamgras 1の直接保有として扱わない。
f038-structure 確認済み 当初設計では、スクイーズアウト後にカカクコムがDGとKDDIの不応募株式を1株2,439円で自己株式取得し、DGは受取資金の一部をKamgras 1親会社へ再投資して議決権約20%を持つ予定だった。2026年7月17日の条件変更で一般株主向け価格は3,450円、自己株式取得価格は2,805円へ改定された。税引後手取りをTOB応募時と実質的に同等にするための価格差である。
f038-current-terms 確認済み Kamgras 1は当初3,000円だった公開買付価格を2026年7月17日に3,450円へ引き上げ、期間を5月13日から8月3日までの合計58営業日へ延長した。買付下限34,941,000株は変更せず、上限は設けていない。新株予約権の買付価格はいずれも1個1円である。
f038-business 確認済み カカクコムは価格.com、食べログ、求人ボックス等を運営し、比較・検索、飲食店予約、広告、求人など消費者と事業者を結ぶプラットフォームを持つ。中期計画では生成AI等の先端技術、求人領域、M&A、新規事業へ投資し、売上高・営業利益の年平均10%超成長を目指している。
f038-rationale 確認済み EQT・DG側は、生成AIで情報探索と購買行動が変わる中、価格.comと食べログを検索・情報提供から予約、決済、事業者DX、金融等まで一体化する必要があると説明した。DGの決済知見、EQTのグローバル投資・M&A支援、データと人材の共有を使い、求人ボックス等への先行投資も加速する構想である。
f038-counterproposal 確認済み カカクコムは2026年7月1日、ベインキャピタルとLINEヤフーから法的拘束力を有する非公開化提案を受領した。現金TOB価格は3,384円で、KDDIと自己株式取得を含む不応募契約を締結できた場合のみ3,500円とする条件付き提案だった。提案側SPVは9月上旬頃のTOB開始を想定し、対象会社の賛同・応募推奨、競争法対応、投資委員会等の承認を前提条件としていたため、7月18日時点で対抗TOBは開始していない。
f038-valuation-premium 確認済み 改定後3,450円は憶測報道前の2026年4月22日終値2,121円に62.66%、1か月平均2,103円に64.05%、3か月平均1,949円に77.01%、6か月平均2,166円に59.28%のプレミアムである。5月11日終値2,774円には24.37%、当初公表日の5月12日終値2,925円には17.95%上乗せとなる。SMBC日興証券のDCFを含む算定上限3,378円と山田コンサルの算定上限3,303円をいずれも上回る。
f038-target-stance 確認済み カカクコムは当初、Kamgras 1のTOBに賛同し、株主へ応募を推奨した。しかし対抗提案受領後の7月2日に、賛同は維持しつつ、応募するか否かは株主判断へ委ねる意見へ変更した。3,450円への引上げ後も、7月17日時点で特別委員会の答申と会社のこの中立的な応募判断は変更されていない。
f038-current-status 確認済み 2026年7月18日時点でKamgras 1のTOBは8月3日まで継続中で、応募数、成否、決済、所有権移転は確定していない。したがってKamgras 1の直接保有は開始前の0株のままであり、DGとKDDIの各直接保有、不応募契約、将来の自己株式取得・再投資を、完了済みのKamgras 1保有として合算してはならない。
価格.comと食べログは、検索結果へ利用者を集めて比較・広告・予約へ送るモデルを築いたが、生成AIや検索エンジンの回答画面が情報探索を代替すると、サイト訪問前に意思決定が完結する可能性がある。対抗策は記事量の増加だけでなく、価格、在庫、口コミ、予約、決済、店舗業務をつなぎ、利用者の実行まで担うことにある。求人ボックスへの広告投資も含め、短期利益を下げる先行投資の規模と速度が論点になった。
取引構造は単純なPE買収ではない。DGとKDDIは38.05%を不応募とし、対象会社による自己株式取得で退出する一方、DGは買付者親会社へ再投資して約20%を持つ予定である。DGは事業パートナーとして将来価値へ参加し、一般株主とKDDIは現金化する。税引後手取り調整のため一般株主価格と自己株取得価格が異なるので、名目価格を比較する際は受取主体、課税、再投資を分離する必要がある。
EQT・DG案の価値創出は、DGの決済・フィンテック基盤を価格.comや食べログの事業者接点へ入れ、検索・送客収入から取引・業務支援収入へ広げられるかにかかる。予約・決済データが蓄積すれば、飲食店の販促、稼働、資金繰りまで提案できる。一方、既存利用者が求める中立的な比較・口コミと、決済・金融商品の収益化は緊張関係を持つため、ランキングの信頼性や加盟店間の公平性を損なわない設計が不可欠である。
対抗提案の出現は実質的なマーケット・チェックとして価格を450円引き上げた。現行3,450円は、対抗案の無条件部分3,384円を66円上回り、条件付き3,500円を50円下回る。ただし3,500円にはKDDIとの契約取得が必要で、3,450円には既に開始済みという時間価値がある。株主が比較すべきなのは見出し価格だけでなく、開始前提、規制承認、決済時期、契約上の制約、さらなる増額余地である。
3,450円は憶測報道前株価に約59~77%、当初公表直前の5月11日終値にも24.37%を加え、二つの独立算定の上限3,378円と3,303円を超えた。最初の3,000円は5月12日終値に2.56%しか上乗せせず、情報漏えい・憶測で上昇した市場価格との比較が弱かったが、競争過程でその欠点は大きく改善した。それでも市場は条件付き3,500円や追加提案を織り込む可能性があり、対象会社が応募推奨を復活させていない点からも、3,450円を最終的に最善と確定評価する段階ではない。
一般株主に現在提示されている実行中の現金価格は3,450円である。3,384円は対抗案の基本価格、3,500円はKDDIとの不応募契約成立時だけの条件付き価格で、どちらも7月18日時点では開始済みTOB価格ではない。DG40,917,700株とKDDI35,016,000株は不応募予定で、Kamgras 1の保有ではない。DGの将来再投資も未実行であるため、買付者0%、DG20.50%、KDDI17.55%という現在の法的所有を維持して表示する。
評価日は公開買付期間中で、応募数も下限達成も確認できない。対象会社はKamgras 1案への賛同を維持するが、応募推奨を撤回して株主判断に委ねており、競合案との比較を閉じていない。したがって結論は「条件変更後TOBが進行中、対抗提案は存在するが未開始、結果未確定」である。8月3日の終了、結果公告、対抗案の開始判断、KDDI対応のいずれかが更新トリガーになる。
2026年7月18日時点では、Kamgras 1への応募数、Oasisを含む機関投資家の最終判断、ベイン・LINEヤフー案の正式開始、KDDIとの契約可否、競争法審査、追加増額を確認できない。自己株式取得、DG再投資、スクイーズアウトの日程もTOB成立が前提である。生成AI対応、決済連携、求人投資の具体的KPIや統合費用は開示が限定的で、提示価格を超えるシナジー価値を定量評価することもできない。
価格.comと食べログは、検索結果へ利用者を集めて比較・広告・予約へ送るモデルを築いたが、生成AIや検索エンジンの回答画面が情報探索を代替すると、サイト訪問前に意思決定が完結する可能性がある。対抗策は記事量の増加だけでなく、価格、在庫、口コミ、予約、決済、店舗業務をつなぎ、利用者の実行まで担うことにある。求人ボックスへの広告投資も含め、短期利益を下げる先行投資の規模と速度が論点になった。
取引構造は単純なPE買収ではない。DGとKDDIは38.05%を不応募とし、対象会社による自己株式取得で退出する一方、DGは買付者親会社へ再投資して約20%を持つ予定である。DGは事業パートナーとして将来価値へ参加し、一般株主とKDDIは現金化する。税引後手取り調整のため一般株主価格と自己株取得価格が異なるので、名目価格を比較する際は受取主体、課税、再投資を分離する必要がある。
EQT・DG案の価値創出は、DGの決済・フィンテック基盤を価格.comや食べログの事業者接点へ入れ、検索・送客収入から取引・業務支援収入へ広げられるかにかかる。予約・決済データが蓄積すれば、飲食店の販促、稼働、資金繰りまで提案できる。一方、既存利用者が求める中立的な比較・口コミと、決済・金融商品の収益化は緊張関係を持つため、ランキングの信頼性や加盟店間の公平性を損なわない設計が不可欠である。
対抗提案の出現は実質的なマーケット・チェックとして価格を450円引き上げた。現行3,450円は、対抗案の無条件部分3,384円を66円上回り、条件付き3,500円を50円下回る。ただし3,500円にはKDDIとの契約取得が必要で、3,450円には既に開始済みという時間価値がある。株主が比較すべきなのは見出し価格だけでなく、開始前提、規制承認、決済時期、契約上の制約、さらなる増額余地である。
3,450円は憶測報道前株価に約59~77%、当初公表直前の5月11日終値にも24.37%を加え、二つの独立算定の上限3,378円と3,303円を超えた。最初の3,000円は5月12日終値に2.56%しか上乗せせず、情報漏えい・憶測で上昇した市場価格との比較が弱かったが、競争過程でその欠点は大きく改善した。それでも市場は条件付き3,500円や追加提案を織り込む可能性があり、対象会社が応募推奨を復活させていない点からも、3,450円を最終的に最善と確定評価する段階ではない。
一般株主に現在提示されている実行中の現金価格は3,450円である。3,384円は対抗案の基本価格、3,500円はKDDIとの不応募契約成立時だけの条件付き価格で、どちらも7月18日時点では開始済みTOB価格ではない。DG40,917,700株とKDDI35,016,000株は不応募予定で、Kamgras 1の保有ではない。DGの将来再投資も未実行であるため、買付者0%、DG20.50%、KDDI17.55%という現在の法的所有を維持して表示する。
会社IR、法定開示、取引所開示などを案件単位で照合しています。一次資料は4件、確認日は2026-07-18です。
開始種別開始
案件区分tob
スケジュール終了
応募期間2026-05-13 - 2026-07-02
イベント数5
上場・手続き上場廃止見込み
100株損益7,500円
3か月プレミアム+46.70%