条件メモ
買付価格は9,850円、比較基準株価は初回買収意向公表前3か月平均6,797円です。
プレミアムは+44.92%で、分類は高プレミアムです。
公開買付期間は2024-11-20 - 2025-02-19、進行状況は終了として整理しています。
最終進捗は成立(一次資料で結果確認)、最終イベントは2025-02-20の「公開買付報告書(富士ソフト株式会社株式等・第2回公開買付け)」です。
買付価格は9,850円、比較基準株価は初回買収意向公表前3か月平均6,797円です。
プレミアムは+44.92%で、分類は高プレミアムです。
公開買付期間は2024-11-20 - 2025-02-19、進行状況は終了として整理しています。
最終進捗は成立(一次資料で結果確認)、最終イベントは2025-02-20の「公開買付報告書(富士ソフト株式会社株式等・第2回公開買付け)」です。
富士ソフトを巡るFKの第2回TOBは、KKRが第1回で35.11%を確保した後、競合提案のある状況で残存株主への価格を最終9,850円まで引き上げた支配権取得案件である。第2回だけで14,379,779株相当を追加取得し、FKの直接所有割合は57.24%となった。二段階の買付けと対抗提案が価格形成を動かした点で、通常の一括非公開化とは異なる。
f092-structure 確認済み KKR系のFKは、第1回TOBで普通株式と新株予約権換算を合わせ22,131,902株相当、所有割合35.11%を取得し、その後に残存株式等を対象とする第2回TOBを実施した。普通株式だけの第2回開始前保有は21,413,302株、33.97%だった。
f092-first-offer 確認済み 第1回TOBは2024年9月5日から11月5日まで1株8,800円で行われ、応募契約の対象には3D Investment Partners関係の14,834,000株とFarallon関係の5,833,670株が含まれていた。
f092-competition 確認済み 第2回TOBの開始時価格は、当初想定していた8,800円から9,451円へ引き上げられた。届出書は、ベインキャピタルによる法的拘束力のある提案の公表や市場株価の推移を含む競合状況を価格判断の経緯として記載した。
f092-initial-premium 確認済み 開始時の9,451円は、最初の買収意向公表前である2024年8月7日の終値7,390円に27.89%、1か月平均7,130円に32.55%、3か月平均6,797円に39.05%、6か月平均6,505円に45.29%のプレミアムだった。
f092-valuation 確認済み 対象会社がSMBC日興証券から得た当初の株式価値算定は、市場株価法6,505~7,130円、類似上場会社比較法5,524~6,405円、DCF法7,027~9,529円だった。開始時9,451円はDCFレンジ内の上端近くに位置した。
f092-terms 確認済み 第2回TOB開始時の買付予定数は40,903,300株、下限12,133,398株、所有割合19.25%で、上限はなかった。下限は単純に3分の2保有へ届かせる数量ではなく、今後の株主総会での議決権行使率などを考慮し、重要議案を可決できる水準として設計された。
f092-result 確認済み 第2回TOBは価格変更と期間延長を経て最終価格9,850円、2024年11月20日から2025年2月19日まで59営業日で終了し、普通株式14,339,979株と新株予約権換算39,800株、合計14,379,779株相当を取得した。
f092-ownership 確認済み 第2回TOB後のFKの議決権数は、新株予約権の潜在株式分7,584個を含め365,116個、特別関係者は0個で、株券等所有割合は57.24%だった。57.24%は特別関係者との合算比率ではない。
第1回では3DIPとFarallonの大口持分に応募契約を付け、FKはまず35.11%を確保した。株主提案などを通じ企業価値向上を求めてきた投資家の保有分が、買収実現の足場になった一方、残存株主については第2回の競争環境で別の価格発見が起きた。
第2回の下限は、買付者の持分を機械的に3分の2へ上げる数量ではなく、議決権行使率を踏まえて重要議案を通せる実効支配を狙った。したがって成立条件を読む際は、名目的な所有比率と株主総会で行使される票に対する支配力を分ける必要がある。
二段階方式は、大口株主の確実な応募を先に取り込みながら、残余株式の取得可能性を維持する利点がある。ただし同じ会社の株式に複数の買付価格が生じるため、後続価格の決定過程と各株主の応募機会が公正だったかが重要になる。
ベインの提案が存在したことで、FKは既取得持分だけに依存せず、残存株主が比較できる条件を提示する必要があった。結果として期間は59営業日に及び、価格も当初想定8,800円、開始時9,451円、最終9,850円へ動いた。競争は取引の確実性を下げた一方、売却価値を顕在化させた。
開始時9,451円は公表前6か月平均比45.29%のプレミアムで、当初DCF上限9,529円の近傍だった。最終9,850円はその当初レンジ上限を321円上回る。後から上がった価格を古い算定だけで割高と断定はできないが、事業計画の価値だけでなく、支配権競争と取引確実性への評価が上乗せされたと読むのが自然である。
第1回に8,800円で応募した株主と、第2回の最終9,850円で退出できた株主には1,050円の差が生じた。先行応募は成立確度を高めたが、後発の対抗提案が残存株主の交渉力を押し上げた。個人株主にとってはプレミアム率だけでなく、価格変更、延長、競合提案、応募撤回期限を追うことが経済条件そのものだった。
第2回後の57.24%はFK単独の直接所有割合であり、特別関係者を合算した数字ではない。過半を確保したため経営支配は強まったが、3分の2には届かず、この報告書だけで少数株主排除の完了までは確認できない。応募数と所有比率を分けて示すことが、本件の進捗を正確に評価する前提になる。
確認範囲は第2回公開買付報告書までで、その後の追加取得、スクイーズアウト、上場廃止、統合施策、業績への効果は検証していない。価値算定レンジは第1回の意思決定時点の事業計画に基づくため、競合提案後の最新価値を単独で示すものではない。
第1回では3DIPとFarallonの大口持分に応募契約を付け、FKはまず35.11%を確保した。株主提案などを通じ企業価値向上を求めてきた投資家の保有分が、買収実現の足場になった一方、残存株主については第2回の競争環境で別の価格発見が起きた。
第2回の下限は、買付者の持分を機械的に3分の2へ上げる数量ではなく、議決権行使率を踏まえて重要議案を通せる実効支配を狙った。したがって成立条件を読む際は、名目的な所有比率と株主総会で行使される票に対する支配力を分ける必要がある。
二段階方式は、大口株主の確実な応募を先に取り込みながら、残余株式の取得可能性を維持する利点がある。ただし同じ会社の株式に複数の買付価格が生じるため、後続価格の決定過程と各株主の応募機会が公正だったかが重要になる。
ベインの提案が存在したことで、FKは既取得持分だけに依存せず、残存株主が比較できる条件を提示する必要があった。結果として期間は59営業日に及び、価格も当初想定8,800円、開始時9,451円、最終9,850円へ動いた。競争は取引の確実性を下げた一方、売却価値を顕在化させた。
開始時9,451円は公表前6か月平均比45.29%のプレミアムで、当初DCF上限9,529円の近傍だった。最終9,850円はその当初レンジ上限を321円上回る。後から上がった価格を古い算定だけで割高と断定はできないが、事業計画の価値だけでなく、支配権競争と取引確実性への評価が上乗せされたと読むのが自然である。
第1回に8,800円で応募した株主と、第2回の最終9,850円で退出できた株主には1,050円の差が生じた。先行応募は成立確度を高めたが、後発の対抗提案が残存株主の交渉力を押し上げた。個人株主にとってはプレミアム率だけでなく、価格変更、延長、競合提案、応募撤回期限を追うことが経済条件そのものだった。
会社IR、法定開示、取引所開示などを案件単位で照合しています。一次資料は2件、確認日は2026-07-18です。
開始種別開始
案件区分TOB
スケジュール終了
応募期間2024-11-20 - 2025-02-19
イベント数2
上場・手続き上場方針不掲載
100株損益不掲載
3か月プレミアム+44.92%
歴史的背景まで読む
この案件の詳しいTOB解説