SMBC日興証券
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TOBへの応募手続き
応募には、届出書に記載された証券会社の口座と株式移管が必要になる場合があります。
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買付価格は買付総額は151億9700万円、比較基準株価は424円です。
プレミアムは+65.09%で、分類は高プレミアムです。
公開買付期間は2019-01-18 - 2019-04-08、進行状況は終了として整理しています。
最終進捗は成立(一次資料で結果確認)、最終イベントは2019-04-09の「株式会社廣済堂株券等に対する公開買付報告書」です。
廣済堂のMBOは、610円で始まり700円への増額と成立下限の引下げまで行われたが、最終応募が条件に届かず不成立となった。価格を上げれば自動的に成立するわけではなく、競合する750円の公開買付けが並行する市場で、条件全体の相対評価が問われた案件である。
f28-purpose 確認済み ベインキャピタル系のBCJ-34は、廣済堂の経営陣が参加するMBOとして全株取得と非公開化を目指した。
f28-initial 確認済み 開始時の買付価格は610円、期間は2019年1月18日から3月1日、買付予定数の下限は16,609,000株であった。
f28-premium 確認済み 610円は公表前終値424円を43.87%、直近3か月平均424円も43.87%上回った。最終価格700円を同じ基準で比べると65.09%の上乗せとなる。
f28-revision 確認済み 買付者は期間中に価格を610円から700円へ引き上げ、下限を12,456,800株へ引き下げ、買付期間を2019年4月8日まで延長した。
f28-rival 確認済み 本件の途中には南青山不動産による1株750円の別公開買付けが開始され、廣済堂株主には同時期に異なる条件を比較する局面が生じた。
f28-result 確認済み 最終応募は5,443,164株で下限12,456,800株に届かず、BCJ-34は1株も取得しなかった。
BCJ-34が描いた取引は、経営陣が参加するMBOで廣済堂を非公開化し、中長期の事業改革を上場市場の短期的な評価から切り離すものだった。開始時には議決権の3分の2を確保できる水準を意識して16,609,000株の下限を置き、成立後の完全子会社化へ進める構造を採った。
ところが買付期間中に南青山不動産が750円を提示したため、株主の選択肢はMBOへの応募か市場売却かという二択ではなくなった。BCJ-34は700円への増額、下限の引下げ、期間延長で対応したものの、競合価格を上回る条件にはならなかった。
初期価格610円の43.87%というプレミアムは単独案件なら一定の厚みを持つ。しかし比較対象が公表前株価から別の現実の買付価格へ変わると、700円への増額後でも750円との差50円が残った。プレミアム率は基準時点を固定した指標であり、同時進行の代替提案を含む機会価値までは表さない。
下限を16,609,000株から12,456,800株へ約25%引き下げたことは、成立要件を緩める実務的な修正だった。それでも応募は下限の約43.7%にとどまっており、形式的な条件変更だけでは必要株数を集められなかった事実が確認できる。
最終700円は公表前終値424円比65.09%で、最初の610円より90円高い。ただし、同じ時期に750円の提案が存在したため、廣済堂株主が直面した実質的な比較では700円が最高価格ではなかった。結果資料だけから応募不足の単一原因は断定できないが、競合条件を無視して高プレミアム案件とだけ評価するのは適切でない。
BCJ-34へ応募した場合、下限未達なら売却は一切成立しない設計だった。株主は700円の確定受取を保証されておらず、750円の別TOBの成否、期間、応募条件も見比べる必要があった。複数提案が重なる局面では、表面価格だけでなく成立可能性、撤回条件、決済時期まで含めて判断する重要性を示している。
MBO側の公開買付けは不成立で、BCJ-34の取得株数はゼロだった。これは廣済堂の企業価値や非公開化構想そのものが否定されたことを直ちに意味しないが、少なくとも最終700円と緩和後の下限では取引を閉じられなかった。価格改定、条件変更、競合提案の三つを時系列で読むべき失敗事例である。
本稿は届出書と公開買付報告書で確認できる条件・応募実績を中心とした。各株主がどの提案を選んだか、応募しなかった理由、競合案件後の株主構成、MBO計画の交渉過程は集計資料から分離できないため、応募不足の心理的・因果的説明は行っていない。
BCJ-34が描いた取引は、経営陣が参加するMBOで廣済堂を非公開化し、中長期の事業改革を上場市場の短期的な評価から切り離すものだった。開始時には議決権の3分の2を確保できる水準を意識して16,609,000株の下限を置き、成立後の完全子会社化へ進める構造を採った。
ところが買付期間中に南青山不動産が750円を提示したため、株主の選択肢はMBOへの応募か市場売却かという二択ではなくなった。BCJ-34は700円への増額、下限の引下げ、期間延長で対応したものの、競合価格を上回る条件にはならなかった。
初期価格610円の43.87%というプレミアムは単独案件なら一定の厚みを持つ。しかし比較対象が公表前株価から別の現実の買付価格へ変わると、700円への増額後でも750円との差50円が残った。プレミアム率は基準時点を固定した指標であり、同時進行の代替提案を含む機会価値までは表さない。
下限を16,609,000株から12,456,800株へ約25%引き下げたことは、成立要件を緩める実務的な修正だった。それでも応募は下限の約43.7%にとどまっており、形式的な条件変更だけでは必要株数を集められなかった事実が確認できる。
最終700円は公表前終値424円比65.09%で、最初の610円より90円高い。ただし、同じ時期に750円の提案が存在したため、廣済堂株主が直面した実質的な比較では700円が最高価格ではなかった。結果資料だけから応募不足の単一原因は断定できないが、競合条件を無視して高プレミアム案件とだけ評価するのは適切でない。
BCJ-34へ応募した場合、下限未達なら売却は一切成立しない設計だった。株主は700円の確定受取を保証されておらず、750円の別TOBの成否、期間、応募条件も見比べる必要があった。複数提案が重なる局面では、表面価格だけでなく成立可能性、撤回条件、決済時期まで含めて判断する重要性を示している。
会社IR、法定開示、取引所開示などを案件単位で照合しています。一次資料は4件、確認日は2026-07-15です。
開始種別MBO
案件区分TOB
スケジュール終了
応募期間2019-01-18 - 2019-04-08
イベント数3
上場・手続き上場方針不掲載
100株損益不掲載
3か月プレミアム+65.09%