検証済みTOB事例

東山フイルムのTOB・MBO事例:エイチエフホールディングス(CITIC・経営陣)(2011-08-08公表・2011年収録)

東山フイルムへのTOBは、経営陣とCITIC系投資家がエイチエフホールディングスを通じ、機能性フィルムメーカー東山フイルムを非公開化したMBOである。1,335,502株を取得して98.92%に達し、公開株主のほぼ全持分が集約された。非公開化の残余工程はごく限定的な規模となった。

主要条件

対象会社 東山フイルム 4244
買付者 エイチエフホールディングス(CITIC・経営陣) 東山フイルム←エイチエフホールディングス(CITIC・経営陣)
TOB価格 買付総額は13億3500万円 比較基準株価: 750円
プレミアム +29.33% market_close_before_announcement
公開買付期間 2011-08-09 - 2011-09-20 代理人不掲載
最終進捗 成立(一次資料で結果確認) 2011-09-21 / エイチエフホールディングス株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果に関するお知らせ

TOB応募の確認事項

案件の読み方

条件メモ

買付価格は買付総額は13億3500万円、比較基準株価は750円です。

プレミアムは+29.33%で、分類は標準的プレミアムです。

公開買付期間は2011-08-09 - 2011-09-20、進行状況は終了として整理しています。

最終進捗は成立(一次資料で結果確認)、最終イベントは2011-09-21の「エイチエフホールディングス株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果に関するお知らせ」です。

確認ポイント

  • MBOは経営陣側が情報優位にあるため、特別委員会、株式価値算定書、マーケットチェック、少数株主保護の記載を確認する。
  • 東山フイルムとエイチエフホールディングス(CITIC・経営陣)の資本関係、応募契約、買付予定数の下限・上限、成立後の上場維持または非公開化方針を確認する。
  • 最終判断では速報だけでなく、対象会社の意見表明、公開買付届出書、訂正届出書、結果公表を確認する。

一次資料に基づく案件別分析

結論

東山フイルムへのTOBは、経営陣とCITIC系投資家がエイチエフホールディングスを通じ、機能性フィルムメーカー東山フイルムを非公開化したMBOである。1,335,502株を取得して98.92%に達し、公開株主のほぼ全持分が集約された。非公開化の残余工程はごく限定的な規模となった。

確認した事実

  1. f389-structure 確認済み 東山フイルムでは、経営陣とCITIC系投資家がエイチエフホールディングスを受皿に全株式を集約するMBOを計画した。

  2. f389-price 確認済み 買付価格は1株970円、公表前基準株価は750円で、算術プレミアムは29.33%だった。過去3か月平均751円に対して29.16%だった。

  3. f389-terms 確認済み 公開買付期間は2011-08-09から2011-09-20までで、買付予定数の下限は688,000株、上限は設定なしだった。

  4. f389-opinion 確認済み 東山フイルム取締役会は利害調整の手続を踏んで取引を支持し、一般株主へ提示価格での応募を勧めた。

  5. f389-timing 確認済み 本件は2011-08-08に公表され、結果通知は2011-09-21に開示された。公開買付けは既に終了している。

  6. f389-result 確認済み 結果通知による取得数は1,335,502株であり、成立条件を満たして公開買付けは成立した。

  7. f389-ownership 確認済み 公開買付け後の株券等所有割合は98.92%だった。1,335,502株を取得して98.92%に達し、公開株主のほぼ全持分が集約された。非公開化の残余工程はごく限定的な規模となった。

背景

電子部材市場の需要変動に対応し、コーティング技術、設備、海外営業へ機動的に投資するため、経営陣の知見と外部資本を組み合わせた。

東山フイルムは利益相反を検討したうえで賛同し、株主に応募を推奨した。経営陣が取引後も関与するため価格形成手続が重要な案件だった。

なぜこの取引が選ばれたか

東山フイルムMBOは8月9日から9月20日までに688,000株以上を集めることを要求し、上限は設けなかった。経営陣とCITIC系投資家が必要な支配水準を得られない場合は不成立とし、成立時は970円で売りたい一般株主の全数を買う二者択一の設計である。

1,335,502株を取得して98.92%に達し、公開株主のほぼ全持分が集約された。非公開化の残余工程はごく限定的な規模となった。

プレミアムの読み方

970円は最終取引日の終値750円比29.33%、3か月平均751円比29.16%である。二基準がほぼ同じため、市場評価全体へ約29%を加えた条件と読める。

少数株主の論点

一般株主は電子部材サイクルから退出して対価を確定し、経営陣・投資家は設備投資の成果と買収資金の回収を負う。高い応募率は価格受容を数量面で示した。

結果の評価

98.92%取得はMBOの資本面の成功を強く示す。成果は高機能品比率、顧客集中、設備稼働、海外売上、借入返済を非公開化後に見る必要がある。 1,335,502株の取得は下限688,000株の約1.94倍で、所有割合98.92%まで集約した。2010年にはCITIC系が上場維持型の支配権取得を行い、今回は経営陣参加の非公開化へ進んだため、同じ買付会社でも取引目的が変わっている。一般株主の退出と経営陣・投資家の継続価値を比較するには、この二段階の変化が重要である。

確認できない点・限界

開始・結果資料から最終取引日基準、価格、下限、応募数、98.92%を確認した。CITICの出口条件と非公開後の製品別採算は対象外である。

資料一覧

このTOBの位置づけ

案件タイプ

電子部材市場の需要変動に対応し、コーティング技術、設備、海外営業へ機動的に投資するため、経営陣の知見と外部資本を組み合わせた。

東山フイルムは利益相反を検討したうえで賛同し、株主に応募を推奨した。経営陣が取引後も関与するため価格形成手続が重要な案件だった。

読みどころ

東山フイルムMBOは8月9日から9月20日までに688,000株以上を集めることを要求し、上限は設けなかった。経営陣とCITIC系投資家が必要な支配水準を得られない場合は不成立とし、成立時は970円で売りたい一般株主の全数を買う二者択一の設計である。

1,335,502株を取得して98.92%に達し、公開株主のほぼ全持分が集約された。非公開化の残余工程はごく限定的な規模となった。

970円は最終取引日の終値750円比29.33%、3か月平均751円比29.16%である。二基準がほぼ同じため、市場評価全体へ約29%を加えた条件と読める。

一般株主は電子部材サイクルから退出して対価を確定し、経営陣・投資家は設備投資の成果と買収資金の回収を負う。高い応募率は価格受容を数量面で示した。

会社IR、法定開示、取引所開示などを案件単位で照合しています。一次資料は2件、確認日は2026-07-16です。

条件と進捗

開始種別MBO

案件区分MBO

スケジュール終了

応募期間2011-08-09 - 2011-09-20

イベント数2

上場・手続き上場方針不掲載

100株損益不掲載

3か月プレミアム+29.16%