検証済みTOB事例

ペンタックスのTOB・MBO事例:HOYA(2007-04-07公表・2007年収録)

当初の合併契約が揺れた後に現金TOBへ切り替え、光学会社同士を最終的に合併する異例の交渉案件。HOYAとペンタックスは当初の合併案が経営対立で揺れた後、現金TOBで株主意思を確認してから合併へ進む形へ組み直した。

主要条件

対象会社 ペンタックス 7750
買付者 HOYA ペンタックス←HOYA
TOB価格 770円 比較基準株価: 参照株価不掲載
プレミアム 算定不可 M&A Online企業別TOB一覧のプレミアム
公開買付期間 2007-07-03 - 2007-08-06 代理人不掲載
最終進捗 成立(普通株118,064,117株・社債換算4,639,750株、合計122,703,867株、議決権90.58%、連結子会社化・2008年合併へ) 2007-08-07 / HOYA株式会社による当社株式等に対する公開買付けの結果(ペンタックス公式資料保存版)

TOB応募の確認事項

案件の読み方

条件メモ

買付価格は770円、比較基準株価は参照株価不掲載です。

プレミアムは算定不可で、分類はプレミアム算定不可です。

公開買付期間は2007-07-03 - 2007-08-06、進行状況は終了として整理しています。

最終進捗は成立(普通株118,064,117株・社債換算4,639,750株、合計122,703,867株、議決権90.58%、連結子会社化・2008年合併へ)、最終イベントは2007-08-07の「HOYA株式会社による当社株式等に対する公開買付けの結果(ペンタックス公式資料保存版)」です。

確認ポイント

  • プレミアムを算定できない案件では、公開買付届出書、意見表明報告書、結果公表で買付価格、基準株価、算定根拠を直接確認する。
  • ペンタックスとHOYAの資本関係、応募契約、買付予定数の下限・上限、成立後の上場維持または非公開化方針を確認する。
  • 最終判断では速報だけでなく、対象会社の意見表明、公開買付届出書、訂正届出書、結果公表を確認する。

一次資料に基づく案件別分析

結論

当初の合併契約が揺れた後に現金TOBへ切り替え、光学会社同士を最終的に合併する異例の交渉案件。HOYAとペンタックスは当初の合併案が経営対立で揺れた後、現金TOBで株主意思を確認してから合併へ進む形へ組み直した。

確認した事実

  1. f685-structure 確認済み 合併協議の混乱を経てHOYAがペンタックス株式を現金TOBで取得し、連結子会社化後の合併で完全統合する案件だった。

  2. f685-price 条件付き確認 770円の3か月比較11.76%は大きくないが、交渉前株価や経営統合案との比較で評価が変わる条件だった。提示額は1株770円で、3か月比較11.76%という補助記録だけを併記した。

  3. f685-terms 条件付き確認 7月3日から8月6日まで一株770円で実施し、普通株式118,064,117株と社債2,493個を全数取得して、合併に十分な議決権90.58%を確保した。この条件での買付期間は2007-07-03から2007-08-06まで、提示額は1株770円だった。

  4. f685-opinion 条件付き確認 光学・精密加工技術、医療機器、カメラ事業を相互補完する再提案として対象会社は公開買付けへ賛同した。

  5. f685-timing 条件付き確認 当初の合併契約が揺れた後に現金TOBへ切り替え、光学会社同士を最終的に合併する異例の交渉案件について、公表2007-04-07、買付終了2007-08-06、結果又は沿革の確認2007-08-07の順に整理した。デジタルカメラ競争と医療用光学の成長が同時進行し、研究開発資源をどの事業へ配分するかが企業価値を左右したという案件背景と三つの日付を混同していない。

  6. f685-result 条件付き確認 普通株式118,064,117株と新株予約権付社債2,493個(株式換算4,639,750株)の応募を全て取得し、株式換算合計122,703,867株、議決権90.58%となった。翌年年報の取得原価は94,778百万円だった。

  7. f685-ownership 条件付き確認 最終状態は「成立(普通株118,064,117株・社債換算4,639,750株、合計122,703,867株、議決権90.58%、連結子会社化・2008年合併へ)」。対象会社の公式結果で株式換算122,703,867株・議決権90.58%を確認でき、翌年の合併まで進んだため資本統合は最終的に完了した。応募者はカメラ事業の変動を現金化し、HOYAは医療・光学シナジーとカメラ再編の負担を一体で引き受けた。

背景

デジタルカメラ競争と医療用光学の成長が同時進行し、研究開発資源をどの事業へ配分するかが企業価値を左右した。カメラのデジタル化が進む一方で内視鏡・レンズ等の医療光学は成長しており、両社の資源配分をどこへ向けるかが争点だった。

合併案への取締役会内の対立を経たため、770円と代替案を独立して検証し、株主意思を確認する必要が特に高かった。取締役会内の意見対立が公になった案件では、一方の経営陣の説明に寄らず770円と独立継続・他提案を比較する必要がある。

なぜこの取引が選ばれたか

7月3日から8月6日まで一株770円で実施し、普通株式118,064,117株と社債2,493個を全数取得して、合併に十分な議決権90.58%を確保した。普通株118,064,117株と社債換算4,639,750株の合計122,703,867株、議決権90.58%は最低条件を大きく越え、94,778百万円の取得原価で後続合併を主導できる水準だった。

対象会社の公式結果で株式換算122,703,867株・議決権90.58%を確認でき、翌年の合併まで進んだため資本統合は最終的に完了した。2007年8月の連結化と2008年3月の合併は別の法的段階であり、ペンタックス法人が消滅するまでを最終統合として記録したい。

確認できない点・限界

応募・取得数量と議決権比率は対象会社公式結果の保存版で確認できるが、社債保有者別の応募判断、合併比率の価値、統合後の事業別収益は同資料だけでは完結しない。ペンタックス旧公式結果PDFの保存版から普通株118,064,117株、社債2,493個・株式換算4,639,750株、合計122,703,867株、議決権90.58%を照合した。翌年年報の株式取得対価94,482百万円、直接取得費296百万円、取得原価94,778百万円とは役割を分けている。

資料一覧

このTOBの位置づけ

案件タイプ

デジタルカメラ競争と医療用光学の成長が同時進行し、研究開発資源をどの事業へ配分するかが企業価値を左右した。カメラのデジタル化が進む一方で内視鏡・レンズ等の医療光学は成長しており、両社の資源配分をどこへ向けるかが争点だった。

合併案への取締役会内の対立を経たため、770円と代替案を独立して検証し、株主意思を確認する必要が特に高かった。取締役会内の意見対立が公になった案件では、一方の経営陣の説明に寄らず770円と独立継続・他提案を比較する必要がある。

読みどころ

7月3日から8月6日まで一株770円で実施し、普通株式118,064,117株と社債2,493個を全数取得して、合併に十分な議決権90.58%を確保した。普通株118,064,117株と社債換算4,639,750株の合計122,703,867株、議決権90.58%は最低条件を大きく越え、94,778百万円の取得原価で後続合併を主導できる水準だった。

対象会社の公式結果で株式換算122,703,867株・議決権90.58%を確認でき、翌年の合併まで進んだため資本統合は最終的に完了した。2007年8月の連結化と2008年3月の合併は別の法的段階であり、ペンタックス法人が消滅するまでを最終統合として記録したい。

770円の3か月比較11.76%は大きくないが、交渉前株価や経営統合案との比較で評価が変わる条件だった。

応募者はカメラ事業の変動を現金化し、HOYAは医療・光学シナジーとカメラ再編の負担を一体で引き受けた。

会社IR、法定開示、取引所開示などを案件単位で照合しています。一次資料は3件、確認日は2026-07-16です。

条件と進捗

開始種別開始

案件区分TOB

スケジュール終了

応募期間2007-07-03 - 2007-08-06

イベント数5

上場・手続き上場方針不掲載

100株損益不掲載

3か月プレミアム+11.76%