検証済みTOB事例

セントラルユニのTOB・MBO事例:グリーンホスピタルサプライ(2006-10-02公表・2006年収録)

セントラルユニTOBは、グリーンホスピタルサプライが1,083円で6,618,400株を按分取得し、約51%の医療設備子会社とした案件である。全取得を避けつつ、事業統合を主導できる最小限の支配を取った。

主要条件

対象会社 セントラルユニ 7706
買付者 グリーンホスピタルサプライ セントラルユニ←グリーンホスピタルサプライ
TOB価格 1,083円 比較基準株価: 参照株価不掲載
プレミアム +79.90% M&A Online企業別TOB一覧のプレミアム
公開買付期間 2006-10-03 - 2006-10-31 代理人不掲載
最終進捗 成立(一次資料で結果確認) 2006-11-01 / セントラルユニ株式会社に対する公開買付けの結果に関するお知らせ

TOB応募の確認事項

案件の読み方

条件メモ

買付価格は1,083円、比較基準株価は参照株価不掲載です。

プレミアムは+79.90%で、分類は高プレミアムです。

公開買付期間は2006-10-03 - 2006-10-31、進行状況は資料準拠として整理しています。

最終進捗は成立(一次資料で結果確認)、最終イベントは2006-11-01の「セントラルユニ株式会社に対する公開買付けの結果に関するお知らせ」です。

確認ポイント

  • 高プレミアム案件では、競合提案、完全子会社化の必要性、シナジー説明、スクイーズアウト予定の有無を確認する。
  • セントラルユニとグリーンホスピタルサプライの資本関係、応募契約、買付予定数の下限・上限、成立後の上場維持または非公開化方針を確認する。
  • 最終判断では速報だけでなく、対象会社の意見表明、公開買付届出書、訂正届出書、結果公表を確認する。

一次資料に基づく案件別分析

確認した事実

  1. f762-1 確認済み グリーンホスピタルサプライは医療施設の設備・消耗品事業を広げるため、セントラルユニへ友好的TOBを行った。

  2. f762-2 確認済み 価格は1株1,083円、期間は2006年10月3日から10月31日までで、セントラルユニは買付けに賛同した。

  3. f762-3 確認済み 取得上限は6,618,400株に設定され、応募は9,632,300株とそれを大きく超えた。

  4. f762-4 確認済み 按分により6,618,400株が取得され、既存持分を含む6,619,400株、約51%の所有となった。

  5. f762-5 確認済み 取得価額は約71.68億円で、過半数取得によりセントラルユニは子会社となった。

  6. f762-6 条件付き確認 年次データの79.9%というプレミアム率は大きいが、公式資料の比較株価との再計算は未完了である。

背景

セントラルユニは手術室、医療ガス、病院設備の設計・施工に強みを持ち、買付者は医療機器・消耗品の販売や経営支援を展開していた。施設の建設時だけでなく、開業後の調達まで顧客を支えられる組合せである。

病院は複数の業者に分断発注すると仕様調整と保守責任が複雑になる。設計、機器、消耗品、物流を一括提案すれば、納入後の継続収益が生まれ、単発工事に偏った業績変動を抑えられると期待できる。

なぜこの取引が選ばれたか

上限6,618,400株は既存の1,000株と合わせて約51%に到達するよう設計された。応募9,632,300株に対して全株を買わなかったのは、非公開化ではなく連結支配と協業開始を目的にしたことを数字で示す。

約71.68億円の取得額は、買付者にとって連結利益だけでなく、将来の病院新設・改修案件への参入権を買う投資である。回収には工事の粗利改善と、納入後の消耗品・保守売上の継続が両方必要になる。

プレミアムの読み方

1,083円のプレミアムは参考一覧で79.9%と非常に高い。市場流動性が低い小型銘柄では直前値が少数の売買に左右されるため、上乗せ率の大きさをそのまま支払過多と結び付けるのは危険である。

少数株主の論点

応募株主の約31%分は按分後も株式を保有し続けた。それらの株主は買付者が持つ案件開拓力を受けられる一方、上場親子間の発注配分、価格設定、追加取得の条件を監視する立場になった。

結果の評価

子会社化は約1カ月で完了し、取引上の目標は達成された。実業の成果はグループ共同受注高、病院当たり売上、工事の粗利率、受注残高、消耗品の継続率、売上債権回転日数で検証する。

確認できない点・限界

シップヘルスケアグループの公式開始・結果・株主通信で、価格、期間、賛同、上限、応募、按分、所有、取得額を確認した。79.9%の比較基準と、上場維持後の少数株主政策は追加資料がなければ断定できない。

資料一覧

このTOBの位置づけ

案件タイプ

セントラルユニは手術室、医療ガス、病院設備の設計・施工に強みを持ち、買付者は医療機器・消耗品の販売や経営支援を展開していた。施設の建設時だけでなく、開業後の調達まで顧客を支えられる組合せである。

病院は複数の業者に分断発注すると仕様調整と保守責任が複雑になる。設計、機器、消耗品、物流を一括提案すれば、納入後の継続収益が生まれ、単発工事に偏った業績変動を抑えられると期待できる。

読みどころ

上限6,618,400株は既存の1,000株と合わせて約51%に到達するよう設計された。応募9,632,300株に対して全株を買わなかったのは、非公開化ではなく連結支配と協業開始を目的にしたことを数字で示す。

約71.68億円の取得額は、買付者にとって連結利益だけでなく、将来の病院新設・改修案件への参入権を買う投資である。回収には工事の粗利改善と、納入後の消耗品・保守売上の継続が両方必要になる。

1,083円のプレミアムは参考一覧で79.9%と非常に高い。市場流動性が低い小型銘柄では直前値が少数の売買に左右されるため、上乗せ率の大きさをそのまま支払過多と結び付けるのは危険である。

応募株主の約31%分は按分後も株式を保有し続けた。それらの株主は買付者が持つ案件開拓力を受けられる一方、上場親子間の発注配分、価格設定、追加取得の条件を監視する立場になった。

会社IR、法定開示、取引所開示などを案件単位で照合しています。一次資料は3件、確認日は2026-07-16です。

条件と進捗

開始種別開始

案件区分TOB

スケジュール資料準拠

応募期間2006-10-03 - 2006-10-31

イベント数2

上場・手続き上場方針不掲載

100株損益不掲載

3か月プレミアム+79.90%