検証済みTOB事例

ユニ・チャームのTOB・MBO事例:ユニ・チャーム(2003-08-22公表・2003年収録)

ユニ・チャームの自己株式TOBは、100万株・70億円の株主総会枠に対して1,319,621株の応募が集まり、999,000株を53億2,467万円で取得した。応募が取得数を上回る点が特徴で、支配権取得ではなく、取得枠の範囲で売却需要の一部を受け止める資本取引である。

主要条件

対象会社 ユニ・チャーム 8113
買付者 ユニ・チャーム ユニ・チャーム←ユニ・チャーム
TOB価格 5,330円 比較基準株価: 参照株価不掲載
プレミアム 算定不可 基準不掲載
公開買付期間 2003-08-22 - 2003-09-11 代理人不掲載
最終進捗 成立 2003-09-11 / 公開買付により自己株式999,000株を取得

TOB応募の確認事項

案件の読み方

条件メモ

買付価格は5,330円、比較基準株価は参照株価不掲載です。

プレミアムは算定不可で、分類はプレミアム算定不可です。

公開買付期間は2003-08-22 - 2003-09-11、進行状況は終了として整理しています。

最終進捗は成立、最終イベントは2003-09-11の「公開買付により自己株式999,000株を取得」です。

確認ポイント

  • プレミアムを算定できない案件では、公開買付届出書、意見表明報告書、結果公表で買付価格、基準株価、算定根拠を直接確認する。
  • ユニ・チャームとユニ・チャームの資本関係、応募契約、買付予定数の下限・上限、成立後の上場維持または非公開化方針を確認する。
  • 最終判断では速報だけでなく、対象会社の意見表明、公開買付届出書、訂正届出書、結果公表を確認する。

一次資料に基づく案件別分析

結論

ユニ・チャームの自己株式TOBは、100万株・70億円の株主総会枠に対して1,319,621株の応募が集まり、999,000株を53億2,467万円で取得した。応募が取得数を上回る点が特徴で、支配権取得ではなく、取得枠の範囲で売却需要の一部を受け止める資本取引である。

確認した事実

  1. f-legacy-unicharm-self-tender-1 確認済み ユニ・チャームは2003年6月27日の株主総会で、自己株式1,000,000株・70億円を上限とする取得枠を決議した。

  2. f-legacy-unicharm-self-tender-2 確認済み 自己株式の公開買付期間は2003年8月22日から9月11日までで、買付価格は1株5,330円だった。

  3. f-legacy-unicharm-self-tender-3 確認済み 公開買付けへの応募株数は1,319,621株だった。

  4. f-legacy-unicharm-self-tender-4 確認済み ユニ・チャームが実際に取得した自己株式は999,000株だった。

  5. f-legacy-unicharm-self-tender-5 確認済み 自己株式TOBの取得総額は5,324,670,000円だった。

  6. f-legacy-unicharm-self-tender-6 確認済み 同有価証券報告書は、TOBで999,000株を取得して金庫株として保有したと説明し、前決議期間の表でも2004年6月29日現在の保有自己株式数を999,000株と記載する。

  7. f-legacy-unicharm-self-tender-7 条件付き確認 楽天証券保存表も、ユニ・チャームを対象・買付者として8月22日から9月11日、5,330円と記録する。

背景

総会枠1,000,000株と実取得999,000株はほぼ一致する一方、応募は約32万株上回った。全応募を買い付ける設計ではなく、上限に沿って取得した結果であるため、応募株数を取得株数として表示しない。

第44期有価証券報告書は取引後の法定開示で、期間、価格、応募、取得、総額を一つの資料で確認できる。楽天証券保存表は期間と価格の外部確認に使えるが、応募・取得など結果の根拠は法定開示側に置く。

なぜこの取引が選ばれたか

自己株式TOBは一定価格でまとまった売却需要を募れるため、大口株主の流動性と会社の資本政策を同時に扱える。応募超過は売却需要の強さを示すものの、応募者構成がないため特定株主の退出だったかは判定しない。

有価証券報告書は取得した999,000株を金庫株として保有したと説明し、前決議期間の表にも2004年6月29日現在の同数を示す。そのため、取得直後に消却済みだったと仮定して議決権や1株指標を計算しない。

プレミアムの読み方

5,330円は法定開示と保存表で一致するが、基準終値や価格算定方法は今回の根拠から確認していない。応募超過だけを理由に割高・割安を論じることもできず、価格評価には発表前株価と取締役会の算定資料が必要になる。

少数株主の論点

応募された全株式が取得されたわけではなく、1,319,621株の応募に対し999,000株が買い付けられた。応募しなかった株主や取得されず残った応募株式の保有者にとっては、会社の現金53億円超が減る一方、自己株式保有による相対持分変化が生じるため、両面で見る必要がある。

結果の評価

株主総会枠、期間、5,330円、応募1,319,621株、取得999,000株、取得総額5,324,670,000円、金庫株保有の説明、2004年6月29日現在の前決議期間の保有数999,000株まで公式法定開示で確認できる。取得枠100万株と実績999,000株、応募数を明確に分ければ結果は数量で閉じる。

確認できない点・限界

個別TOBの目的、価格算定、応募者数、按分方式、主要売主は未確認である。したがって、取得枠、応募株数、実取得数、取得総額という法定開示で追える範囲に分析を限定し、特定株主の換金要請や会社側の価格判断を推測で補っていない。

このTOBの位置づけ

案件タイプ

総会枠1,000,000株と実取得999,000株はほぼ一致する一方、応募は約32万株上回った。全応募を買い付ける設計ではなく、上限に沿って取得した結果であるため、応募株数を取得株数として表示しない。

第44期有価証券報告書は取引後の法定開示で、期間、価格、応募、取得、総額を一つの資料で確認できる。楽天証券保存表は期間と価格の外部確認に使えるが、応募・取得など結果の根拠は法定開示側に置く。

読みどころ

自己株式TOBは一定価格でまとまった売却需要を募れるため、大口株主の流動性と会社の資本政策を同時に扱える。応募超過は売却需要の強さを示すものの、応募者構成がないため特定株主の退出だったかは判定しない。

有価証券報告書は取得した999,000株を金庫株として保有したと説明し、前決議期間の表にも2004年6月29日現在の同数を示す。そのため、取得直後に消却済みだったと仮定して議決権や1株指標を計算しない。

5,330円は法定開示と保存表で一致するが、基準終値や価格算定方法は今回の根拠から確認していない。応募超過だけを理由に割高・割安を論じることもできず、価格評価には発表前株価と取締役会の算定資料が必要になる。

応募された全株式が取得されたわけではなく、1,319,621株の応募に対し999,000株が買い付けられた。応募しなかった株主や取得されず残った応募株式の保有者にとっては、会社の現金53億円超が減る一方、自己株式保有による相対持分変化が生じるため、両面で見る必要がある。

会社IR、法定開示、取引所開示などを案件単位で照合しています。一次資料は1件、確認日は2026-07-17です。

条件と進捗

開始種別自己株式

案件区分自己株式TOB

スケジュール終了

応募期間2003-08-22 - 2003-09-11

イベント数1

上場・手続き上場方針不掲載

100株損益不掲載

3か月プレミアム算定不可