{"schemaVersion":1,"@context":"https://schema.org","@type":"Article","identifier":"2021_1059","headline":"エース証券のTOB・MBO事例：東海東京フィナンシャル・ホールディングス（2021-02-15公表・2021年収録）","description":"東海東京フィナンシャル・ホールディングスによるエース証券TOBは、29.18％を持つ関連会社を完全子会社化し、大阪の顧客基盤とIFA・法人・市場機能を統合する同業再編だった。非上場会社なので市場プレミアムは計算できず、3,220円はDDM法のレンジ内で評価する。応募3,274,862株を取得し、所有割合94.86％となったため、株式売渡請求を用いる完全子会社化が可能な水準へ達した。","canonicalUrl":"https://tobradar.com/tob/deals/2021-1059/","machineReadableUrl":"https://tobradar.com/tob-data/cases/2021-1059.json","catalogUrl":"https://tobradar.com/tob-data/cases.json","inLanguage":"ja","datePublished":"2026-07-15","dateModified":"2026-07-15","dataUpdatedAt":"2026-07-27T07:05:22.366Z","author":{"@type":"Person","name":"noru","url":"https://tobradar.com/about/"},"citation":[{"@type":"CreativeWork","identifier":"s1059-opinion","name":"東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社による当社株式に対する公開買付けに関する意見表明報告書","url":"https://disclosure2dl.edinet-fsa.go.jp/searchdocument/pdf/S100KTJE.pdf","datePublished":"2021-02-15","publisher":{"@type":"Organization","name":"エース証券株式会社"}},{"@type":"CreativeWork","identifier":"s1059-result","name":"エース証券株式会社株券等に対する公開買付けの結果及び特定子会社の異動に関するお知らせ","url":"https://www2.jpx.co.jp/disc/86160/140120210330487121.pdf","datePublished":"2021-03-30","publisher":{"@type":"Organization","name":"東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社"}}],"recommendedCitation":"TOBレーダー「エース証券のTOB・MBO事例：東海東京フィナンシャル・ホールディングス（2021-02-15公表・2021年収録）」noru、記事確認 2026-07-15、https://tobradar.com/tob/deals/2021-1059/（参照日を追記）","citationGuidance":["確認済み事実はfactsのsourceIdsとsourcesを対応させて確認してください。","analysisはnoruの独自分析であり、リンク先原資料の記述とは区別してください。","limitationsに記載した未確認事項を断定しないでください。"],"record":{"dealId":"2021_1059","startDate":"2021-02-15","startStatus":"開始","startTitle":"東海東京フィナンシャル・ホールディングス＜8616＞、エース証券をTOBで子会社化","startUrl":"https://maonline.jp/news/20210212m","finalStatus":"成立（94.86％・株式売渡請求へ）","lastEventDate":"2021-03-30","lastEventTitle":"エース証券株式会社株券等に対する公開買付けの結果及び特定子会社の異動に関するお知らせ","lastEventUrl":"https://www2.jpx.co.jp/disc/86160/140120210330487121.pdf","eventCount":2,"caseUrl":"https://maonline.jp/db/tob/2021/1059","targetCode":null,"targetName":"エース証券","bidderName":"東海東京フィナンシャル・ホールディングス","relationLabel":"エース証券←東海東京フィナンシャル・ホールディングス","offerPriceYen":3220,"offerPriceText":null,"announcementPriceYen":null,"announcementPriceSource":null,"premiumPct":null,"threeMonthPremiumPct":null,"tenderStartDate":"2021-02-15","tenderEndDate":"2021-03-29","tenderPeriodLabel":"2021-02-15 - 2021-03-29","scheduleStatus":"closed","isMbo":false,"isHighPremium":false,"isLowPremium":false,"isDiscount":false,"sources":[{"title":"M&A Online TOBデータ","url":"https://maonline.jp/db/tob/2021/1059","source":"M&A Online","kind":"reference","confidence":"medium"},{"title":"M&A Online ニュース","url":"https://maonline.jp/news/20210212m","source":"M&A Online","kind":"news","confidence":"medium"},{"title":"東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社による当社株式に対する公開買付けに関する意見表明報告書","url":"https://disclosure2dl.edinet-fsa.go.jp/searchdocument/pdf/S100KTJE.pdf","source":"金融庁 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FASによる対象会社側の1株価値は類似会社比準法2,550～3,021円、DDM法2,914～3,546円だった。3,220円は類似会社レンジを超え、DDM中央値付近に位置し、フェアネス・オピニオンは取得されていない。","sourceIds":["s1059-opinion"],"locator":"意見表明報告書p.9-10「算定に関する事項」","confidence":"confirmed"},{"id":"f1059-bidder-valuation","text":"公開買付者側のプルータス算定は類似会社比較法1,923～2,259円、DDM法2,450～3,546円だった。非上場株式に市場価格はなく、3,220円のプレミアム率と3か月プレミアム率は算定できない。","sourceIds":["s1059-opinion"],"locator":"意見表明報告書p.12「公開買付者における株式価値算定」","confidence":"confirmed"},{"id":"f1059-terms","text":"買付期間は2021年2月15日から3月29日までの30営業日、価格は1株3,220円、下限は1,869,000株、上限はなかった。下限は買付者の既保有分と合わせて議決権の3分の2を確保する水準だった。","sourceIds":["s1059-opinion","s1059-result"],"locator":"意見表明報告書p.2／結果資料p.1-2「買付予定数」「期間」「価格」","confidence":"confirmed"},{"id":"f1059-result","text":"応募3,274,862株は下限を上回り、全株を取得した。東海東京フィナンシャル・ホールディングスの所有割合は29.18％から94.86％となり、エース証券と子会社の丸八証券は連結・特定子会社となり、完全子会社化手続へ進んだ。","sourceIds":["s1059-result"],"locator":"結果資料p.2-6「公開買付けの成否」「買付け後の所有割合」「特定子会社の異動」","confidence":"confirmed"}],"analysis":{"lead":{"text":"東海東京フィナンシャル・ホールディングスによるエース証券TOBは、29.18％を持つ関連会社を完全子会社化し、大阪の顧客基盤とIFA・法人・市場機能を統合する同業再編だった。非上場会社なので市場プレミアムは計算できず、3,220円はDDM法のレンジ内で評価する。応募3,274,862株を取得し、所有割合94.86％となったため、株式売渡請求を用いる完全子会社化が可能な水準へ達した。","evidence":["f1059-structure","f1059-synergy","f1059-valuation","f1059-result"]},"background":[{"text":"対面証券は、顧客本位規制への対応、デジタル投資、商品・調査・システムの固定費を抱えるため、顧客基盤が小さいほど一人当たりコストが重くなる。東海東京は中部を基盤とし、エース証券は大阪・関西に強い。地理的補完と共通インフラの規模効果が、この買収の中心にあった。","evidence":["f1059-background","f1059-synergy"]},{"text":"両社は2016年から持分法関係にあり、商品供給や人的関係を通じて相手を理解していた。完全子会社化は未知の事業へ参入する買収ではなく、既存提携で制限されていた情報共有と経営資源配分を一段深める取引である。非上場のエース証券株主にとっては、流動性の乏しい株式を現金化する機会でもあった。","evidence":["f1059-structure","f1059-background","f1059-bidder-valuation"]}],"rationale":[{"text":"東海東京の富裕層向けIFAと、エース証券の資産形成層向けIFAは顧客層が異なるため、単純な重複削減だけでなく、預かり資産の裾野を広げられる。法人営業と市場部門の専門性、関西店舗、システムを共有すれば、商品開発・コンプライアンス・ITの固定費を顧客基盤全体で負担できる。具体的な機能補完が示された点で戦略合理性は高い。","evidence":["f1059-synergy"]},{"text":"持分法会社のままでは、少数株主との利益相反や情報管理からグループ最適の店舗・人材配置に限界がある。完全子会社化により意思決定を一本化できるが、同時にエース証券独自の顧客関係や企業文化を損なう統合リスクも生じる。取引時点で具体施策の詳細は統合後協議とされており、価値実現は実行段階に依存した。","evidence":["f1059-background","f1059-synergy","f1059-result"]}],"premiumView":{"text":"エース証券は金融商品取引所に上場していないため、直前終値、1か月平均、3か月平均との比較は存在せず、premiumPctとthreeMonthPremiumPctはともにnullが正しい。3,220円はKPMG FASの類似会社比準法上限3,021円を6.6％上回り、DDM法2,914～3,546円の中央付近にある。売却意向を持つ富士ソフトの提示水準が価格の起点になったため、市場プレミアムではなく独立算定レンジと交渉手続で妥当性を検討する案件である。","evidence":["f1059-price-process","f1059-valuation","f1059-bidder-valuation"]},"shareholderAngle":{"text":"非上場株主にとって3,220円は、通常は相対交渉でしか売れない株式を一律条件で換金できる機会だった。買付者と応募契約株主だけで約56％を占めるため成立確度は高い一方、残る株主にも同じ価格を提示し、取得後90％超なら株式売渡請求で同額の対価を交付する設計だった。独立委員会は増額を求めたが価格は動かなかったため、算定書のDDM中央値付近という根拠が重要になる。","evidence":["f1059-structure","f1059-price-process","f1059-valuation","f1059-terms"]},"outcomeAssessment":{"text":"応募3,274,862株は下限1,869,000株を大きく上回り、買付者は94.86％を取得した。90％以上の特別支配株主となる水準なので、株主総会で株式併合を可決する工程を経ずに株式売渡請求を選べる。エース証券だけでなく、その上場子会社丸八証券も連結・特定子会社となり、関西基盤をグループへ取り込む取引目的は公開買付け段階でほぼ達成された。","evidence":["f1059-terms","f1059-result"]},"limitations":[{"text":"本分析は意見表明報告書と公開買付結果に基づき、非上場株式の過去の相対取引価格や配当利回りは比較していない。完全子会社化後のシステム統合費用、店舗再編、IFA預かり資産、顧客流出、丸八証券への波及、実現シナジーは未検証である。DDM法は必要自己資本と永久成長率の仮定に敏感であり、3,220円の唯一の公正価値を示すものではない。","evidence":["f1059-synergy","f1059-valuation","f1059-result"]}]}}}